<八雲塗の伝統を支える職人たち>

 

 八雲塗伝統継承塗師 松原昭

 職歴 50年

 八雲塗伝統継承絵師兼塗師 武田純(号大燈)

 職歴 35年 

        八雲塗伝統継承絵師 佐々木恵美子

        職歴 30年

       

 他、三名が八雲塗の伝統を継承中。  

 

<他の産地では成し得ない独特の製作工程>

 

― 絵付の工程の部 ―

 


  

  八雲塗は、他の産地と違い、色粉と漆を混ぜ合わせて、様々な色漆を

 つくり、それを用いて、文様を華麗に描く。

 


  中塗を施した木地を砥ぎすえ(中砥)、胡粉で輪郭をとった図案を

 転写する。

 


  赤の色漆を用いて、花びらのの中心から、牡丹の花が開く様に描いて

 いく。

 


  花芯の施す螺鈿青貝と銀粉を蒔く粉筒。黒漆で描いた牡丹の花びらに

銀粉を蒔いていく。

 


  絵付けの完成。

  八雲塗の伝統的な絵柄は、島根県花であり、「富貴な花」と言われる

 「牡丹」、松江市花であり、美の象徴の「椿」、全国的に有名な宍道湖

  の夕景がある。

  


  その他、お茶の流れを汲んだ「おもと」や「秋草」、島根らしい絵柄の

「兎」、「銅鐸」、出雲大社本殿の天井に描かれた彩雲をモチーフ とした「瑞雲」などがある。